Q. 普段どのような業務を行っていますか？

飛騨工場は固形製剤の小分け包装に特化しており、PTPシートや分包シートに包装したり、瓶包装やカートン包装など様々な包装工程があります。私はそんな飛騨工場の製造課 生産技術チームにてバリデーション・検討業務を担当しています。包装工程へ品目搭載をする際に、既存設備でも安定した品質の医薬品を恒常的に製造できるよう条件設定をしたり、新規設備搭載や既存設備更新の際に、設備的に問題がないことを確認したりするのが主な業務になります。

Q. 業務において、気をつけていることや、
考慮していることはありますか？

患者さんが服用し、体内に入れる薬の包装品を製造しているので、安全かつ高品質の製品を恒常的に製造できることを常に念頭に置き、検討・バリデーション業務に当たっています。
また、受託製造であることから納期も考慮する必要があり、限られた期間の中で立ち上げから生産まで進められるようにスケジュールを組み立てられることも重要になってきます。

Q. なぜ、ニプロファーマ飛騨工場に入社したのですか？

大学の専攻が化学だったこと、また「人の役に立つ仕事がしたい」の2点から、漠然と製薬メーカーを探していました。当時、製薬メーカーといえば、原薬を造る・錠剤を造るといった仕事しか思い浮かばなかったときに出会ったのが、この飛騨工場でした。医薬品包装のみ行う会社があることに驚きましたし、これまで処方されて何気なく手にとっていたPTPシートや分包シートも、医薬品の安全性や開封性のために様々な工夫や苦労があることを始めて知りました。そのことがとても印象に残っていて、最終的にこの会社で働くことに決めました。

Q. どのような人がこの仕事に向いていますか？

自身の部署はもちろん、他部署の人達、または社外の方々と連絡を取り合い、打合せをすることが多く、様々な方と連携を取って仕事を進めていきます。そのため、いい意味で周りの人達を巻き込んで仕事を進められる人が向いていると思います。また、全ての案件が想定通りにいくものではなく、予期せぬトラブルに直面するものです。そんなときにも目的を見失わず、柔軟に対応できる人は是非この仕事を選んでみてください！

Q. 仕事でやりがいを感じる瞬間はどのような時ですか？

案件によっては、立ち上げから生産までに2年以上かかるものがあります。全てが順調にいく訳ではなく、予期せぬトラブルに直面することもあり、中には自身が招いてしまったミスもありました。それでも周りの人達に協力してもらいながら、一つひとつトラブルを解決し、無事生産まで漕ぎ着けたときは達成感も一入でした。大きな案件に一から携わり最後までやり遂げたことで自信に繋がった気がします。
やりがいを一番感じるときは、包装品の包装条件を設定するときです。この作業で設定した条件が実際に生産するときの条件のベースとなり、薬の安全性・開封性に直結するので、非常に責任を感じる作業ですし、同時に大きなやりがいも感じます。

Q. 一緒に働く仲間や職場の雰囲気は？

とても風通しがよい職場だと感じています。疑問に感じたことはすぐに周りに相談できますし、それぞれの業務の進捗状況を常に共有できている雰囲気はとてもありがたいです。

Q. 最後に、採用応募者にメッセージや
アドバイスはありますか？

就職活動は短い期間に、沢山の企業を見ることができる、人生の中でも滅多にない機会です。働きたい業種が定まっている人は、その業種についてもっと掘り下げるチャンスになりますし、迷っている人は自分のやりたいこと・向いていることを見つけるチャンスだと思います。背負い込みすぎず、気楽に沢山のものに触れてみてください！必ず今後の人生でプラスになってきますので。